■S:今日の聖書の言葉
サムエル記第一13章13節

★サムエルはサウルに言った。「あなたは愚かなことをしたものだ。あなたの神、主が命じた命令を守らなかった。主は今、イスラエルにあなたの王国を永遠に確立されたであろうに。

■O:今日のコラム
今日の箇所は、サウルが王となってから初めて主の御前に罪を犯した出来事が書かれてあります。サウルはサムエルから「主が命じた命令を守らなかった」と叱責されています。主が命じた命令とはどのような内容でしょうか?以下の箇所にこうあります。

「あなたは私より先にギルガルに下りなさい。私も全焼のいけにえと和解のいけにえとをささげるために、あなたのところへ下って行きます。あなたは私が着くまで七日間、そこで待たなければなりません。私がなすべきことを教えます。」(第一サムエル10:8)

主からのサウルに対する命令は「待つ」ということでした。サムエルが到着するまで「待つ」というシンプルな命令をサウルは守ることが出来なかったのです。

サウルが王となってから初めてのペリシテ人との戦いでした。ペリシテ人は戦車三万と騎兵六千、海辺の砂のように多い兵士という強大な戦力を持っていました。人間的に考えるならば僅か数千の兵士というイスラエルは圧倒的に不利な立場にありました。

神様はなぜこのような状況を作り出したのでしょうか?それは、この戦いが人間の戦いではなく、主の戦いだったからです。神様はサウルにこのような状況においても主に信頼するかどうかを試しておられたのです。もしサウルが主に信頼して待つことが出来たならば、主の方法で勝利が約束されていたのです。

サウルは目の前の状況を見て恐れてしまい、待つことが出来ませんでした。主に信頼することが出来なかったのです。この事によりサウルは神様の御心から外れてしまいました。

このようなサウルの失敗を見るときに、他人事ではありません。私自身、目の前の状況ばかりを見て神様の御言葉に信頼することが出来ない性質があることを覚えます。神様の御言葉よりも自分の判断や経験などを優先してしまい、「待つ」というシンプルなことが出来ないのです。待つことが出来るならば神様のタイミングで事が動いていき、神様の方法で状況が変わっていくのです。

待つこととは具体的にどのようなことでしょうか?それは、「祈りと御言葉の生活」であると言えます。目の前の全ての事を脇に置き、祈りと御言葉に時間を割き、主との時間を過ごすならば、もはや、目で見える状況に左右されず、落ち着いて神様の御言葉の成就を待ち望む事が出来るのです。

私たちクリスチャンは「王である祭司」とペテロの手紙に書かれてあります。王がしなければならない義務が申命記に書かれてあります。

「彼がその王国の王座に着くようになったなら、レビ人の祭司たちの前のものから、自分のために、このみおしえを書き写して、自分の手もとに置き、一生の間、これを読まなければならない。それは、彼の神、主を恐れ、このみおしえのすべてのことばとこれらのおきてとを守り行うことを学ぶためである。」(申命記17:18~19)

聖霊様は私たちに御言葉を悟らせ、御言葉を実行する力を与えてくださいます。その為には私たちの責任として御言葉を一生涯朗読し続ける必要があるのです。

2019年も始まりましたが、この1年も新しい飢え渇きを持って御言葉を愛する生活を送って行きたいと思います。

今日も一日、皆様の上に豊かなイエス様の恵みがありますように。

■A:考えてみよう
私たちの心の内側にもサウルと同じく、神様に信頼しない性質があることを覚えます。今一度、心を点検して悔い改めに導かれていきましょう。

■P:祈り
イエス様、私が状況に左右されず、神様の御言葉に信頼して「待つ」力をください。「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」と御言葉にあります。自分のタイミングではなく、主の時に身を委ねる事が出来ますように。

愛するイエスキリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 あきひろ 】

カテゴリー: マナメール

オンライン献金はこちらから。

大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。

オンラインサポートの手順

Comments are closed.

  • 最近のコメント

  • 新宿シャローム教会 大久保会堂


    〒169-0073 東京都新宿区百人町1-23-24アミューズ大久保ビル2F
    TEL 03-3371-7558
  • アーカイブ

  • カテゴリー