■S:今日の聖書の言葉
ルツ記2章3節
★ルツは出かけて行って、刈る人たちのあとについて、畑で落ち穂を拾い集めたが、それは、はからずもエリメレクの一族に属するボアズの畑のうちであった。
■O:今日のコラム
私たちの計画、はかりごとなどは所詮浅いものです。それでも私たちは計画をたてるのですが、神の計画の確かさ、偉大さ、その深さを知るときに、自分の計画を投げ捨ててでも神の計画に委ねたいという悟りが与えられていきます。
ここでもルツは何もはかっていなかった、いや、はかるどころか選択の余地なく落穂拾いをせずにいられない状況でした。ルツはモアブ人であり、イスラエル人の最も忌み嫌う人種でした。貧しい中、肩身の狭い土地に来た上に、ルツは夫を失って子を残す希望もない状況でした。
ルツははからずもボアズの畑に行きましたが、それは神のはかりごとの中にあったのです。ルツは裕福な買い戻しの権利のあるボアズによって、ナオミの子を残し、イエス様に続く信仰の系図に入れられました。ルツとは異邦人クリスチャンのことであり、私たちのことです。
ナオミには、他にもオルパという嫁がいました。しかしルツとオルパは違う道へ進んでいきました。この分岐点はここです。
「彼女たちはまた声をあげて泣き、オルパはしゅうとめに別れの口づけをしたが、ルツは彼女にすがりついていた。」(ルツ1:14)
オルパは自分の祝福、計画にすがりついて人生を歩みました。しかし、ルツはナオミにすがり、イスラエルの神にすがりついたのです。このすがりつくという語はダバクで、男女が一つになるような結びつきと交わりを意味します。祝福は追いかけても逃げていきます。しかし神を追い求め神にすがるなら、いつくしみと恵み、祝福が私たちを追ってくるのです。神を愛し、神の計画に従って召された者のためには、主がはかりごとを巡らし、全てのことを働かせて益としてくださるのです。
このように人生の分岐点で正しい選択を選ぶためには、普段の選択が重要です。大きな決断が正しくなされるのは普段の小さな決断の積み重ねからなのです。
二人の嫁はナオミとともに10年間モアブの地で過ごしました。この過ごし方が重要だったのです。10は聖書ではテストのための数字です。オルパは頑固という意味です。彼女は砕かれることを選びませんでした。ルツは隣人という意味です。隣人を愛するために自分を砕き悔い改めることを受け入れました。
毎日毎日を神を愛し、神にすがることを選択することの連続であるなら、大きな決断の場面も喜びと確信をもって正しい選択、私たちのために計画を立てておられる神を愛する道を選ぶことができることを信じます。その計画に勝る計画はありません。その幸いに勝る幸いはありません。祝福の方が私たちを追いかけてくるのです。
■A:考えてみよう
一年の始まりを御言葉の朗読と祈りで始めましょう。そして時間を聖別し神にささげましょう。御心にそぐわない心を示されるなら悔い改め主のあわれみにすがりましょう。
私がはからずとも、主が私のためにはかっておられることを信じ、信頼して歩みましょう。
■P:祈り
主よ。御言葉によって道を照らし、御霊によって「これが道だ」と語られる方。あなたの道を歩みます。いつでもあなたを愛して日々を歩むことができる恵みが注がれていることを感謝します。私が道からそれるているなら、私を悔い改めさせ、更に御心の真ん中に歩めるようにさせてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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