■S:今日の聖書の言葉
ヨハネによる福音書16章7節
★しかし、わたしは真実を言います。わたしが去って行くことは、あなたがたにとって益なのです。それは、もしわたしが去って行かなければ、助け主があなたがたのところに来ないからです。しかし、もし行けば、わたしは助け主をあなたがたのところに遣わします。
■O:今日のコラム
自分たちの教会（あるいはミニストリー、職場、家庭）の戦略会議にイエス様がいてくださったらどれほどいいだろう、と思ったことはありませんか？
オリーブ山で、エマオの途上で、イエス様から直接、終末のこと、旧約聖書の解き明かし、祈りやミニストリー、神の国についての教えを聞けた弟子たちのこと、うらやましいと思ったことはありませんか。
ヨハネのように、自分の耳でその御声を聞き、自分の目で見て、またじっと見つめて、手でさわって、その御胸に寄りかかりたい、マリヤのようにその御足元に座って御顔を仰ぎ、語られることを全部お聞きしたい、と願ったことはありませんか。
いつも、そのように思っている私にとって「わたしが去って行くことは、あなたがたにとって益である」という主御自身の言葉は、耳を疑うほど驚くべき内容です。しかも、「わたしは真実を言います。」と前置きして言っておられるほどですから、本当に真実なのです。
肉体をもったイエス様が、私たちと同じ空間にいてくださる以上に私たちにとって益となる、聖霊様が来てくださるという驚くべき事実。そんな聖霊様は、どれだけ素晴らしいお方なのか、もう一度思い出してみましょう。
1.この方は真理の御霊（ヨハネ14:17、15:26、16:13）
この方は、私たちとともに住み、私たちをすべての真理に導き入れてくださり、やがて起ころうとしていることを示してくださる真理の御霊です。イエス様について証しし、イエス様の栄光を現してくださいます。
2.この方は助け主（ヨハネ14:16、14:26、15:26、16:7）
そばに来て弁護し、執り成し、助けてくださる方です。すべてのことを教え、イエス様が話したすべてのことを思い起こさせて下さる方。
3.この方は知恵と啓示の御霊、この方はそそぎの油（エペソ1:17、1ヨハネ2:20, 27）
この方の啓示を受けると神を知ることができます。この油が、すべてのことについて教え、キリストの内にとどまらせてくださいます。
4.力と愛と慎みとの霊（2テモテ1:7）
癒しや解放、超自然的な力あるわざを行わせ、人々の人生を変え、神様の愛で愛させ、健全な思い、謙遜、秩序を与えてくださる霊。
5.主を恐れる霊
この方が来ると私たちは悟りが与えられ、主を恐れることができるようになります。
「その上に、主の霊がとどまる。それは知恵と悟りの霊、はかりごとと能力の霊、主を知る知識と主を恐れる霊である。」（イザヤ11:2）
イエス様がいたら、私たちは、なんでもイエス様に頼り、聞いてしまって、自分で父なる神様に祈り求めなくなってしまうのかもしれません。イエス様だけでなく、パウロが、ペテロが、ヨハネが、ヤコブがいたら、～先生が、～さんがここにいてくれたら、と私たちは、目に見える人を求めがちですが、その人がそこにいたら、神様ではなく、その人に頼ってしまうかもしれません。
また、たった一人で、人々の前に立ったり、弁明したりしなければならない時が来るかもしれません。私たちを整え、助け、建て上げてくださる神の器たちに感謝します。しかし、そのような人がすぐ近くにいないときも、恐れたり、あきらめたりする必要はないのです。本当に心から悔い改め、ただ主の十字架を見上げて、主の血潮によって聖められた人にはだれでも、聖霊が与えられるのです。
この方を歓迎し、もっと満たしてください、もっと教えてください、と心から、真剣に求めましょう。助け主なる真理の御霊は、必ず、上で紹介したすべてのこと、また、ここに書ききれなかったすべての聖書の約束通りのことを私たちにしてくださいます。
■A：考えてみよう
「『信じたとき、聖霊を受けましたか』と尋ねると、彼らは、『いいえ、聖霊の与えられることは、聞きもしませんでした』と答えた。」(使徒19:2)
信じた時、聖霊を受けましたか？もし、まだ受けていなければ、肉体を持ったイエス様が隣にいてくださるよりまだ益となるほどの素晴らしさ、聖霊様が、内に来て住んでくださるように、聖霊が注がれるように祈りましょう。
「あなたがたの中で、子どもが魚を下さいと言うときに、魚の代わりに蛇を与えるような父親が、いったいいるでしょうか。卵を下さいと言うのに、だれが、さそりを与えるでしょう。してみると、あなたがたも、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」(ルカ11:11～13)
良き父なる天の神様が、私たちに絶対必要なこのお方を、求める者に必ず与えてくださることを信じ待ち望みましょう。
■P：祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ともこ 】
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