■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙 第二 9章6〜12節(イザヤ書33章)
★6 私はこう考えます。少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。
7 ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます。
8 神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。
9 「この人は散らして、貧しい人々に与えた。その義は永遠にとどまる。」と書いてあるとおりです。
10 蒔く人に種と食べるパンを備えてくださる方は、あなたがたにも蒔く種を備え、それをふやし、あなたがたの義の実を増し加えてくださいます。
11 あなたがたは、あらゆる点で豊かになって、惜しみなく与えるようになり、それが私たちを通して、神への感謝を生み出すのです。
12 なぜなら、この奉仕のわざは、聖徒たちの必要を十分に満たすばかりでなく、神への多くの感謝を通して、満ちあふれるようになるからです。
■O:今日のコラム
昨日に引き続き、献金の話がされています。ここには、捧げ物の法則が明確に書かれています。
「少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。」
自然もこの事を私たちに教えています。畑を持っていて、沢山収穫したいのに種をひとつだけしか蒔かないという事はありえません。沢山収穫したいなら、沢山種を蒔けばよいということは誰が考えてもわかることです。
捧げ物に関しても同じです。捧げ物は種です。無い中でもまず私たちがこの種を蒔くなら、それがやがて豊かな実りになります。
つづく7節には、捧げるときの心の姿勢が書かれています。
「ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます。」
具体的な額は書かれていません。心に決めたとおりに、喜んで与えるということがポイントです。
ある人のこのような証を聞いたことがあります。その人はアメリカに旅行中、ファストフード店で働く掃除の店員に捧げ物をするように神様に促されたそうです。そこで、何も考えずに100ドルを手渡すと、とても喜んだそうです。
しかし、捧げた人は後で神様に叱責されたそうです。「あなたは私にいくら捧げるかを聞いたか?」と。
なぜなら、彼らの一日の報酬は20ドルほどで、それ以上を渡すとその人は労働しなくなり、結局その人の人生が滅びてしまうということを教えられたということなのです。
だから、沢山捧げればいいというわけではありません。毎回毎回、神様に伺い、心に決めたとおり、喜んで捧げる者を主は愛してくださいます。
それでも、やはり捧げるということは時には勇気が必要です。神様無しには生きてくこともできませんが、この地では経済も無くては生きていくことができません。経済を捧げるということは自分の生活を捧げるということです。しかし、みことばはこのように励ましてくれます。
「蒔く人に種と食べるパンを備えてくださる方は、あなたがたにも蒔く種を備え、それをふやし、あなたがたの義の実を増し加えてくださいます。 」(10節)
この御言葉は黙想する価値のあるみことばです。詳しい訳ではこのように書かれています。
「そして、まく者には種を備え、食べるためにはパンを備えてくださる神様は、またあなたがたのまくための資源をも備えて、増し加え、また積極的な善、親切、また慈善の実行のうちに現れるあなたがたの義のいろいろな実を増やしてくださいます。」
何もないところから主は奇跡を起こされ、蒔くための資源を備えてくださいます。それを持って行うことは、私たちの義のいろいろな実を増やすことにつながるというのです。よく考えてください。捧げることが内なる人を成長させるというのです。
この事を素直に信じ、実行したものには次のような報いがあります。
「あなたがたは、あらゆる点で豊かになって、惜しみなく与えるようになり、それが私たちを通して、神への感謝を生み出すのです。」(11節)
私たちが豊かにされる目的があります。それは自分がいい生活をするためではありません。施すためです。惜しみなく与えるものには神への感謝が溢れ出てきます。これが聖書が示す正しい富の用い方です。
捧げる事で内なる人が建て上げられるだけでなく、神への感謝が溢れます。12節にはこのように書かれています。
「なぜなら、この奉仕のわざは、聖徒たちの必要を十分に満たすばかりでなく、神への多くの感謝を通して、満ちあふれるようになるからです。」
詳しい訳を見ると、
「なぜなら、この資金の奉仕の持つ効用は、神の民である聖徒たちに欠けているところの十分に補うばかりでなく、さらに神に対する多くの感謝の叫びの中に満ち溢れるからです。」
と書かれています。
資金の奉仕は感謝の叫びにつながるのです。これは驚くべきことです。共に持てるものを捧げ、この喜びを体験していきましょう。
■A:考えてみよう
いつも無いものばかりに目を止めていないだろうか。捧げることに何かの理由をつけ、捧げる機会を失ってはいないだろうか。
神は喜んで与える人を愛してくださるとみことばは約束しています。神に愛される者として、今日、それぞれ心に決めたものを捧げましょう。
感謝の定義は「他人が私の人生にどのように恵みを施してくださったのかを、ことばと行動で表すこと」です。神への感謝、また、愛する家族、神の家族へ感謝を表していきましょう。
■P:祈り
愛する天のお父さん、今日の一日を心から感謝します。私たち人間を創造し、経済をも造ってくださった主は今も全てを治めておられます。どうか私に経済を治める力を与えてください。そして、この経済を賢く用いて、神の国を拡大していくことができる知恵を与えてください。
豊かに蒔くものは豊かに刈り取ることができます。豊かに蒔くことができるためにも、経済を治め、管理する力を与えてください。
しかし、この金銭を愛してしまわないように、私の心を守ってください。金銭を愛することはあらゆる悪の根だからです。経済に使命を与え、神様の願われる通りに用いることで、感謝に満ち溢れる日々を過ごして行くことができますように。
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。
【しゅん】
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