■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書17章32節
★ロトの妻を思い出しなさい。
■O:今日のコラム
ロトの妻は、信仰の人ロトと共にいました。滅びの町ソドムから逃れて来たロトと家族に、神様から命じられていたことは、うしろを振り返ってはいけないということでした。しかし、彼女は、ほとんど安全な所にまで逃れていたのに、神様の戒めを破り、滅びゆくソドムの町を振り返って、神様の裁きを受け、塩の柱となってしまいました。
彼女は、家の中に置いてきてしまった物、または、家から持って来ることが出来なかった財産を惜しんでいたかもしれません。そしてまた、ソドムはロトの妻にとっては生まれ育った地なので、特別な思いもあったのかもしれません。
「兄弟たちよ。私は、自分はすでに捕らえたなどと考えてはいません。ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。」(ピリピ3:13,14)
と記されている通り、私たちの信仰生活は、前向きでなければいけません。後のものを見て歩むのではなく、ただ、前進あるのみです。
■A:考えてみよう
私たちはどうでしょう。ロトの妻のように振り返ってしまうという事はないでしょうか。
私たちに必要な事。それは、いつ主が来てもいいように歩むという事です。家や財産や富に心を奪われずに主を待ち望んで生きる事です。
いつの日か必ず形を失うこの世の財産が自分の人生の全てだと思って、それらを一番大切な物としてしまうなら、私たちは全てを失うでしょう。しかし、それらは必ず姿形が無くなる物として執着せず、イエス・キリストだけを見上げて行くのであれば、私たちは神の民として成長することが出来ると信じます。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 てる 】
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