■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書4章28~29節

★これらのことを聞くと、会堂にいた人たちはみな、ひどく怒り、立ち上がってイエスを町の外に追い出し、町が立っていた丘のがけのふちまで連れて行き、そこから投げ落とそうとした。

■O:今日のコラム
おはようございます!今日も主の真理に耳を傾け、主の真理を拒むことなく受け入れていけますように。

今日の箇所は、イエス様がご自身の故郷、ナザレの会堂にてメッセージをされた時のお話です。18~21節には、イエス様がイザヤ61章の箇所からメッセージを語られています。22節には、そのメッセージに耳を傾けている群衆の反応が書かれています。

「みなイエスをほめ、その口から出て来る恵みのことばに驚いた。そしてまた、『この人は、ヨセフの子ではないか』と彼らは言った。」

イエス様のメッセージは、人々の心に感動を及ぼしたと考えられます。「恵みのことば」であったので、群衆は快く受け入れ、イエス様を褒めました。しかし、その数節後の今日のみことばには、人々がひどく怒って、イエス様を町の外に追い出して殺そうとまでなりました。一体、何が起こったのでしょう?

それは、イエス様が語ったもう1つのメッセージが火種となりました。それは、「自分の郷里では預言者は歓迎されない」というメッセージです(23~27節)。このメッセージは聞いている人々に不快感を与えていました。自分たちのことを言われている、指摘されている。さっきの恵みのことばとは真逆だと思ったため、人々はこのメッセージを受け入れることができませんでした。

自分たちの耳に聞こえがいいメッセージ、恵みのメッセージは受け入れ、それを語るものを人々はほめたたえます。しかし、自分たちの罪や心の中を刺し通すようなメッセージを聞くと、人々はその語っている者を排除しようとします。たとえ、語っている人が同じだったとしても。

では、イエス様が語ったこの2つのメッセージ、どちらかが真理でどちらかは真理ではないのでしょうか?イエス様ははっきりと語られています。どちらも真理であることを。

イザヤ書を朗読して語った恵みのメッセージ、21節でイエス様が「このみことばは今日実現しました。」と語ったこのメッセージが真実であったように、23~27節で語られているみことば「自分の郷里では預言者は歓迎されない」というメッセージも同じく真実です。それは、25節にイエス様もはっきりと言われています。「わたしが言うのは真実のことです」と。

私たち人間は、自分たちの心に気持ちいい、自分に益になるみことばやメッセージだけを聞こうと思います。しかし、イエス様が語る真理は時には私たちの心が痛くなるようなメッセージです。イエス様がお生まれになった時、シメオンがイエス様の母マリヤに言った言葉を思い出します。

「剣があなたの心さえも刺し貫くでしょう。それは多くの人の心の思いが現されるためです。」(ルカ2:35)

聖書のみことば、イエス様が語られること、すべてが真理です。私たちはそれを受け入れているでしょうか?

■A:考えてみよう
私たちは主のみことばをすべて受け入れて、心に刻んでいるでしょうか?それとも、ナザレの人々のように、心に優しいみことばは受け入れ、主に感謝し、主をほめたたえますが、心が痛くなるようなメッセージは省いて、主に怒りを燃やしていないでしょうか?

主が語られることばによって、私たちの心があらわにされるからこそ、主はそこに働きかけたいと思っておられます。主の真理を痛くても、しっかりと受け取っていきましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 かよ 】

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