■S:今日の聖書の言葉
ヨシュア14章9節
★そこでその日、モーセは誓って、『あなたの足が踏み行く地は、必ず永久に、あなたとあなたの子孫の相続地となる。あなたが、私の神、主に従い通したからである』と言いました。
■O:今日のコラム
私たちには、様々な相続があると思います。先祖から土地や建物を相続し、親から容姿や能力を相続することもあるでしょう。しかし、私たちはそのどれも死んだ後には、持っていけません。それはこの世の相続だからです。
この世の相続も素晴らしいでしょう。しかしさらに、比較にならないほど重要な相続は永遠の相続です。そしてここに永遠の相続に関する約束が与えられました。それは、私たちが従順な歩みをした領域が相続であるということです。もう一度その事を頭において、もう一度今日の御言葉を読んでみてください。
私たちが祝福されるのは、ヤコブ書を見ると行いによるのです。つまり御心を行うことが身について、ライフスタイルになり、自分の一部となっていくことがそのまま永遠の相続なのです。
永遠の相続とは、イエス様にあずかること、イエス様とひとつになることなことなのです。これはただイエス様を知性で知っていることではなく、自分がイエス様の一部となることなのです。
私たちが一人でイエス様の全てを表す者になるのではありません。私たちはイエス様の一部であり、私たちの集合体である教会がキリストの体なのです。
ヨハネ13章でイエス様は、弟子たちの足を洗い始めました。その時にペテロは「どうかそのようなことをなさいませんように」と遠慮しようとしましたが、イエス様から「わたしが洗わなければ、わたしと何の関係もありません」と言われてしまいました。この「何の関係もありません」という語はギリシャ語で直訳すると「私の一部ではありません」なのです。
イエス様も父の御心に従って地に下られ、よみにまで下られました。この地の上を、またよみを御心に従って歩まれた故にイエス様は、十字架を成し遂げた後に、地をも地の下をも統治する権限を得、その全てを相続されました。
「キリストは、死んだ人にとっても、生きている人にとっても、その主となるために、死んで、また生きられたのです。」(ローマ14:9)
「主よ。主よ。」という者がみな天の御国に入るのではなく、父の御心を行う者が入るのです。この地上で人が評価するような働きができることも素晴らしいです。偉大な奇跡や癒しも必要です。しかし、相続を受けるのは、御心を行うことによっているのです。
主は、終わりのときにそれを明らかにされるのです。どれだけ、聞いたことに従ったかを評価されるのです。神を愛するとは神が命じたことを守ることなのです。主は終わりのときにそれぞれの行いに応じて報いをされるのです。
■A:考えてみよう
では、そのために何が必要か?ということが重要です。
(1) 聞くこと:主には一人ひとりにして欲しいことがあります。それぞれが御口から出る言葉を受けとることがファーストステップです。あまりに斬新な語りかけならば、ぜひ霊的なリーダーに相談してみてください。
御言葉を朗読し、御霊により頼むために異言を用いて祈りましょう。このように自分の中に、主の前に聖別されたレビ人の性質が確立していく必要があります。今日読んだヨシュア13章にしばしば出てくるようにレビ人の性質こそは、主だけを相続として生きる者に欠かすことができない性質なのです。主の前にとどまる時間を聖別して捧げましょう。
(2)口ずさむ:行うと言いたいですが、聞いたことを心に刻む作業をおろそかにしてはなりません。なぜなら従うのに時があるのです。その実行すべきタイミングまで握るのです。私たちの手はそんなに多くの御言葉を握っていられません。行ってライフスタイルにするまでは意識的に、語られた御言葉を握らなければなりません。
(3)従う:御言葉が心にあるがゆえに、御心を行う事を喜びとします、と詩篇にあります。主が語られたなら、それは必ず実現します。
自分に対して語られた御言葉の力によって行える事を信じましょう。小さな一歩からで良いのです。その一歩が人生にブレイクスルーをもたらし、キリストとともに生きる喜びを新しく味わうことになると信じます。
■P:祈り
しもべは聞いています。どうぞお語りください。あなたの御心を悟らせてください。御心が私の中で実現していきますように。御心が、私を通して周囲になされていきますように。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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