■S:今日の聖書の言葉
出エジプト記6章1節
★それで主はモーセに仰せられた。「わたしがパロにしようとしていることは、今にあなたにわかる。すなわち強い手で、彼は彼らを出て行かせる。強い手で、彼はその国から彼らを追い出してしまう。」
■O:今日のコラム
毎週私たちのセルグループの中で、みことばの朗読、暗唱、研究、研究したことを教え合うこと、また、日々の歩みの中においてもみことばを黙想し、ひれ伏す、ということを取り組んでいます。
一週間皆がそのように歩み、集まるときに、礼拝においても小さなセルグループにおいても、神の家族と共に味わう神の深い臨在、みことばの味わいが今まで以上に喜びとなっているのを体験しています。
その中でモーセ五書をちょうど読み終え、モーセの一生について深く考える時となりました。神様はそれぞれの時代の中で、主の器を起こし、力強い働きをなされます。
出エジプト記は、モーセが、イスラエルの民をエジプトの束縛から相続の地、神様がアブラハムとその子孫に約束された地に導き入れるという偉大な神のご計画のために神に召し出されました。
モーセは120歳で地上での生涯に幕を閉じましたが、モーセの人生は、3つの部分に分けることができます。
(1)エジプトでの最初の40年…自分を何か特別な者であるかのように思っていた時期。
(2)ミデアンの荒野に退いてからの40年間…自分は取るに足らない者であることを悟った時期。
(3)解放者としての最後の40年間…神は取るに足らない者を偉大な者に変えることができると学んだ時期。
主のために生きる者、主の器となるためには、モーセが通ったこのプロセスを喜んで通らなければなりません。私たちの内にある、自分が何か特別な者であるかのような高慢さ、プライドが砕かれる必要があります。日々、主の前にひれ伏し、自分が取るに足らない者であることを悟らなければなりません。自分を高くすることをやめ、主の前にひれ伏すことを通して、私たちの中にひそむ「パロ」という名のあらゆる束縛を断ち切っていきましょう。
主はこの時代に、モーセのようにへりくだり、心の砕かれた者を解放者として召してくださいます。
「わたしが目を留める者は、へりくだって心砕かれ、わたしのことばにおののく者だ。」(イザヤ66:2b)
また、注目すべきことは、モーセは、ただ神様に召され、選ばれたのではなく、彼は神の家で、主のためになした全てのことにおいて忠実だったということです。(ヘブル3章2節参照)
私たちも、実を結ぶためには神の家で忠実とならなければなりません。神様が注目しておられるのは、週に1度の礼拝での姿勢だけではありません。毎日の歩み、みことばをどのように尊んだか、守り行ったか、みことばに対する姿勢、また、神の家での忠実さを主は見ておられるのです。
何事にも準備期間というものがあります。準備もなくぶっつけ本番で何か良い結果を得たためしがあるでしょうか。何も良いものは残りません。
モーセは、ミデアンの荒野で過ごした40年間の中で、神様の御声を聞く訓練をしたのです。荒野は神様の御声を聞く場所です。モーセが神様の御声を聞く力がなければ民を導くこと、神様の偉大なご計画を成し遂げることなどできません。
モーセのように、神様が用いたいときに「はい。ここにおります。」とすぐに答えられる者となるために、私たちは準備期間を通過しなくてはなりません。毎日がその準備期間です。私たちはみことばによって、良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となることができます。
「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです。」(第2テモテ3:16~17)
神様は取るに足らない者を主の選びの器として造り変えることができるお方であることを信じ、日々、神の力強い御手の下に身をかがめ、主の御前にひれふす歩みをしていこうではありませんか。
「ですから、あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです」(第1ペテロ5:6)
■A:考えてみよう
私たちの人生も3つの異なった部分に分けられると思います。神様からの召しを持つこと、準備期間、主の働きの中に置かれる時。しかし、どのプロセスにおいても、主がいつも見ておられるのは、「へりくだって心砕かれ、わたしのことばにおののく者」であることを覚えます。
みことばを朗読し、ひれ伏す歩みを続けていく中で、実際に私たちは生活の中で主の力強い御手を体験することでしょう。その体験した恵みをセルグループなどで分かち合っていきましょう。
また、神の力強い御手で日本が暗やみの支配から贖い出されるよう、今日、主イエスの血潮を日本の上に宣言して祈りましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
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