■S:今日の聖書の言葉
黙示録19章20節(マラキ書1章)
★すると、 獣は捕らえられた。 また、 獣の前でしるしを行い、 それによって獣の刻印を受けた人々と獣の像を拝む人々とを惑わしたあのにせ預言者も、 彼といっしょに捕らえられた。 そして、 このふたりは、 硫黄の燃えている火の池に、 生きたままで投げ込まれた。
■O:今日のコラム
今日の聖書の通読箇所である黙示録19章は、信じる者にとっては大勝利の場面が描かれている章となります。なぜそのようなことが言えるのでしょうか。そのひとつに、「ハレルヤ」という言葉が新約聖書ではじめて用いられているのがこの19章だからです。
しかも、「ハレルヤ」という言葉はこの黙示録19章4回も繰り返されており、新約聖書ではこの章にしか書かれていない言葉になります。「ハレルヤ」は、「ハラル」という言葉からのできており、「歓喜、自慢する、常軌を逸するほどの喜び、ほめたたえる、結婚式の歌」などの意味があります。それに「ヤ」が付随しています。「ヤ(ハ)」とは神様の事です。このお方に対しての最高の称賛の言葉が「ハレル・ヤ」なのです。
では、なぜこの黙示録19章でこれほどにまでハレルヤが繰り返されているのでしょうか。それは、聖書が指し示している、主の完全な勝利と統治がこの地に実現するからなのです。
アダムの時代から今に至るまで、私たちをだまし、惑わすサタンが、主によって完全に滅ぼされ、神の完全な統治が訪れます。それは天上において起こることではなく、この地において起こることです。神の国の完全な統治がこの地に訪れる瞬間です。
この後、20章においては千年王国が出てきます。聖徒が王としてこの地で千年の間治める期間です。これは聖書に書かれている約束がこの地において成就するために必要な事となります。
それでは、勝利の内容をもう少し詳しく見ていきたいと思います。注目するのは二人の登場人物です。花婿(イエス様)と花嫁(生徒たち)です。11節から16節までその様子が説明されています。今回は特に花嫁に注目したいと思います。
「天にある軍勢はまっ白な、 きよい麻布を着て、 白い馬に乗って彼につき従った。」(14節)
これが花嫁です。詳しい訳を見ると、このように書かれています。
「天の軍勢はまばゆいばかりの、汚れのない織り目の細かい亜麻布を着て、白い馬に乗って彼についていきました。」
花嫁が来ているのは「汚れのない、織り目の細かい亜麻布」です。この事は、私たちがこの地上でみことばをどれほど忠実に守ったかを表しています。みことばを聞き、行うことは時にはばからしく、愚かに見えるかもしれません。しかし、小さなものに忠実な者は大きなものにも忠実です。どんなに小さく思える神の約束であっても、それを守り行うことは神様の目から見るととても大きなことになります。毎日をみことば通りに生きることが花嫁衣装となります。
もう一つみことばをよく見てみましょう。イエス様が地上に戻ってこられるこの瞬間、花嫁はどこにいると書かれているでしょうか。「天の軍勢」と書かれています。そうです。イエス様がこの地上に戻ってこられる時、花嫁は地上でイエス様をお迎えするのではなく、天からイエス様と共にこの地に戻ってくるのです。
獣たちが倒された後、この地上では婚宴、つまり結婚パーティーが行われます。普通に考えても、結婚式を挙げてその後結婚パーティーが行われます。すなわち、この黙示録19章の時点で、すでに天で花婿なるイエス様と花嫁との結婚の儀式はすでに執り行われたのです。
大患難の前に花嫁は主によって天に一挙に引き上げられます。
「次に、 生き残っている私たちが、 たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、 空中で主と会うのです。 このようにして、 私たちは、 いつまでも主とともにいることになります。」(1テモテ4:17)
花嫁としてイエス様と天でお会いできる日を心待ちにして、今日も忠実にみことばを聞き、それを行っていきましょう。
■A:考えてみよう
雲の中に一挙に引き上げられる事は、人々が「平和だ、安全だ」と言っている時に、突如として盗人のようにやってきます。その時期は誰にもわかりません。今日かもしれませんし、100年後かもしれません。しかし、みことばの約束、また世界情勢を見ても、間近に迫っているように感じます。
携挙の信仰を持ちながら生きると、聖なる緊張感が生まれるでしょう。それでも、もしイエス様がすぐに来られなかったとしても、結果として私たちはこの地でキリストの似姿に変えられるという実を実らせる事ができます。しかし、携挙の信仰を持っていないなら、だらだらと今の世の中を楽しむ生き方を選んでしまうでしょう。
このどちらも私たちは選ぶことができます。エデンの園でいのちの木と善悪を知る知識の木を選ぶことができたように。
今日、皆さんはどちらを選んで生きていきたいと思いますか?
■P:祈り
愛する花婿なるイエス様。あなたは「しかり、わたしはすぐに来る」と言われました。花嫁はそのことばを信じて今日も整えられることを願います。エステルが香油に浸かり、化粧をしたように、今日も私たちは内にある罪の性質を忌み嫌い、清められることを求めます。
あなたの大勝利はみことばに約束されています。その実現を見るために今日もみことばに耳を傾け、どんな小さなこともあなたのみことばに従っていくことを選び取ります。
間もなくお会いできると信じて、愛する最愛の花婿、イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しゅん 】
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