■S:今日の聖書の言葉
エゼキエル書14章13~14節

★人の子よ。国が、不信に不信を重ねてわたしに罪を犯し、そのためわたしがその国に手を伸ばし、そこのパンのたくわえをなくし、その国にききんを送り、人間や獣をそこから断ち滅ぼすなら、たとい、そこに、ノアとダニエルとヨブの、これら三人の者がいても、彼らは自分たちの義によって自分たちのいのちを救い出すだけだ。-神である主の御告げ。-

■O:今日のコラム
突然ですが、聖書クイズです。神様のお気に入りの3人と言えば誰でしょう?

「え~??」「アブラハム?」「モーセ?」「いや、やっぱりダビデでしょう?」、、、もちろん、正解はありません(と言うか、神様しかわかりません…笑)ただ、今日の聖書箇所には興味深い3人の人物の名前が挙げられています。ノアとダニエルとヨブです。この3人は、まったく異なる時代を生きた人たちでしたが、神様は「義」という点で、彼らを高く評価しておられることが、今日の箇所でわかります。

ノアは暴虐が地に満ちていた時代にあっても、神と共に歩んだ正しい人、全き人でした(創世記6:9)。彼は、神の命令に従い、100年という長い年月をかけて箱舟を造り上げ、洪水から救われました。

ダニエルは少年のときに捕虜としてバビロンへ引かれてゆきましたが、最初から食べ物、飲み物で異教の慣習に妥協せず(ダニエル1:8~16)、晩年に至るまで主だけを礼拝し、そのため獅子の穴に投げ入れられましたが、主は彼を救われました(ダニエル6:4~24)。

この二人に共通することは、周囲がどうであっても「妥協しなかった」「屈しなかった」という点です。私たちも、ただ主だけを見上げ、御霊の助けにより、この世と妥協することなく、信仰のレースを走り抜きたいと願います!

ではヨブはどうだったでしょうか?
ヨブは神に対して怒りをぶちまけ、罵詈雑言を吐いて、最終的に神から厳しく叱責されたのではなかったでしょうか…?ヨブは、ノアやダニエルのような、模範とすべき生き方だったのでしょうか?

ヨブも、その潔白さ、正しさにおいて、神が認め、神がサタンに対して誇るほどでした。けれども彼は全ての財産を失い、子どもたち全員を失い、自身も悪性の皮膚病にかかって、全身を土器のかけらで掻きむしりながら、灰の中を転げ回るという大変な試練に遭います。

ヨブの3人の友人は、あまりに痛ましい状況に「ヨブよ、悔い改めよ。お前には隠れた罪があるに違いない。そうでなければ、これほど恐ろしい災いが降りかかるはずがない。」とヨブを諭します。しかし、ヨブは罪を認めません。否、正確には、ヨブは「この災いが、自分の犯した罪の結果である、とは認めない」と主張して、屈しなかったのです。事実、これらの災いは、ヨブの「罪の結果」ではありませんでした(ヨブ記1~2章)。

世には因果応報という考え方があります。生まれつきの盲人を見て、弟子たちはイエス様に質問しました。「彼が盲目に生まれついたのは、誰が罪を犯したからですか?本人ですか?それとも両親ですか?」(ヨハネの福音書9:1~2参照) 生まれつきの盲人が、一体いつ罪を犯せるのでしょう?両親の罪?もしもそうだとしたら、これほど残酷なことはありません…。しかし、イエス様はきっぱりとおっしゃいました。

「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。」

もちろん、神はデタラメな方ではなく、義をもって治める方であり、また「自分が蒔いたものを刈り取る」という原則もあります(ガラテヤ6:8)。苦難の日に、自ら省みて、主の御前に悔い改めることは、クリスチャンにとって大切な姿勢です。けれども、時として私たちの人生には、「説明のつかない困難」が降りかかってくることがあります。何度思い返してみても、どうしても思い当たる節がない…その時こそ、主にしがみつくときであります。主から離れてはなりません。

ヨブに話しを戻しましょう。
主はついにヨブに顕れました。けれども「ヨブよ。お前の言う通りだ。あの災いはサタンにそそのかされたからなんだ。悪かったな、ヨブよ。」とはおっしゃいませんでした。それどころか、「腰に帯を締めてしっかりせよ。私が訊ねることに答えてみよ。」と天地創造の有様を語られました。

その結果、ヨブはどうなったでしょうか?彼は主の御前で徹底的に砕かれ、「今まで私は、あなたのうわさを耳で聞いていましたが、今は、この目であなたを見ました。」(ヨブ42:5参照) 

ヨブは神様との新しい関係、深い親密な関係に導かれたのです。私はこのときヨブは歓喜の中にあったと信じます。その上で神様は、「あの3人は間違っており、ヨブは正しかった」と宣告されました(ヨブ42:7参照)。

まことに主は偉大なお方。私たちの知性では到底、計り知ることのできない御旨を持っておられます。ですから私たちは神様を畏れかしこみつつ、しかし、正直に主と向き合いましょう。無闇やたらと恐れおののくことを、神様は望んでおられません。神様は正直な私たちを愛して下さるのです。

■A:考えてみよう
私は主に正直に心を打ち明けているだろうか?
いたずらに、神様を恐れてはいないだろうか?

■P:祈り
天のお父様。あなたが温かい、愛深い、良いお方であることを感謝します。にもかかわらず、私のうちに、過去の傷、恨み、疑い…それらがあなたに対する怒りとなって残ってしまいました。それらを私の心の奥底に押し込めていました。今、正直に、あなたに申し上げます。私を癒し、あなたとの深い親密な関係へと導き入れて下さい。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン

【 よしかず 】

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一つのコメント


  1. 鷺谷シゲコ より:

    ありがとう❗主に正直に成るように心がけます。感謝します。😎

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