■S:今日の聖書の言葉
エズラ記4章3~4節

★しかし、ゼルバベルとヨシュアとその他のイスラエルの一族のかしらたちは、彼らに言った。「私たちの神のために宮を建てることについて、あなたがたと私たちとは何の関係もない。ペルシヤの王、クロス王が私たちに命じたとおり、私たちだけで、イスラエルの神、主のために宮を建てるつもりだ。」すると、その地の民は、建てさせまいとして、ユダの民の気力を失わせ、彼らをおどした。

■O:今日のコラム
主は神殿の回復に、異邦人の王クロスを用いました。時に主の方法というのは、私たちが想像しなかったような驚くべき方法で始められます。私たちの方法では無理に思えるようなことも、主の方法では、すべてが可能であるということを覚えたいと思います。

今日の箇所を通して、神殿の回復、すなわち教会の回復とリバイバルが起こる時に、敵の攻撃と迫害があることがわかります。

3章の最後は、主の宮の礎が据えられ、イスラエルには賛美と喜びの叫び声がありました(エズラ3:10-11参照)。しかし、4章に入るとイスラエルの神、主のために神殿を建てていると聞いた敵たちが「私たちも、あなたがたといっしょに建てたい。」と、あたかも協力するかのような、助けるふりをしてやってきます(エズラ4:1-2参照)。

敵であるサタンは絶えず私たちを、教会を、イスラエルを憎んでいます。その回復を阻止し、遅らせようとしています。どのようにしてでしょうか。「いっしょに建てたい。」と言っているように「妥協」することによってです。

終わりの時代、多くの教会、クリスチャンたちの中にやってくる戦いは、「この世との妥協」ではないかと思います。「このくらいの罪は犯してもいいよ。赦してもらえるから。」「同性愛は認めたほうがいい。」そのように、聖書が言っていることよりも、この世が言っていることに耳を傾けてしまうこと、妥協してしまうことです。

誤解がないようにと思いますが、私たちはこの世に出ていくことが必要です。しかし、この世の流れや価値観、方法を取り入れたりしてはいけないと思います。

「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」(ローマ12:2)

私たち、教会に必要なのは「見分ける力」です。神から出ているものか、そうではないのかをはっきりと見分ける必要があります。

何によって見分けることが出来るのでしょうか。

「わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。真理によって彼らを聖め別ってください。あなたのみことばは真理です。」(ヨハネ17:16-17)

「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やがて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。」(ヨハネ16:13)

真理である御言葉、そして私たちを絶えず真理へと導いてくださる聖霊様によってです。私たちが真理の中にとどまり続けるなら、偽りがやってきたとしても見分けることが出来ます。

そして、立てられた権威に従うということも覚えたいと思います。なぜなら、ゼルバベルとヨシュア、イスラエルの一族のかしらたちが、敵の策略を見分けたように、立てられた牧師先生、リーダーたちは私たちの霊的な覆いであり、彼らにはその群れに対して霊を見分ける力が与えられているからです(1コリント12:10-11参照)。

ゼルバベルたちによって策略を見破られた敵は、訴えをもって、また武力をもって、主の宮の再建を中止させました。これが敵の本性です。しかし、私たちが覚えたいのは、主が始められたこと、主のことばは必ず実現するということです。

今日、私たちの内に主の宮が回復するのを妨げるものがあるでしょうか。教会の中に主の住まわれる宮が回復されるのを阻むものがあるでしょうか。

私たちは、この終わりの時代にあって「この世と妥協」することなく、攻撃や迫害がきても、真理の中にとどまり続けていきたいと思います。

主の霊によって、必ず主の宮が建て直されると信じ、絶えず、自分の内に、教会に、日本に、イスラエルに回復を宣言して祈っていきましょう。

すると彼は、私に答えてこう言った。「これは、ゼルバベルへの主のことばだ。『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって』と万軍の主は仰せられる。大いなる山よ。おまえは何者だ。ゼルバベルの前で平地となれ。彼は、『恵みあれ。これに恵みあれ』と叫びながら、かしら石を運び出そう。」(ゼカリヤ4:6-7)

■A:考えてみよう
・私たちが真理と偽りを見分ける鍵は、真理である御言葉にとどまり、真理へと導いてくださる聖霊様を日々の生活で絶えず歓迎し続けることです。
今日、御言葉が何と言っているか、御霊が何と語っておられるか、心に留めていきたいと思います。

・日本中に建てられた教会、霊的なリーダーたち、牧師先生たちを覚えて祈っていきましょう。今日の箇所で敵がゼルバベルとヨシュア、イスラエルの一族のかしらたちに攻撃を仕掛けたように、敵は牧師先生、リーダーたちを攻撃します。
私たち自身も見分ける賜物、霊的な分別を求めるとともに、立てられたリーダーたちが見分けることが出来るように、多くの攻撃から守られるようにとりなして祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ささまな 】

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