■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの手紙 第一 4章5-6節(箴言28章)

★彼らはこの世の者です。 ですから、 この世のことばを語り、 この世もまた彼らの言うことに耳を傾けます。
私たちは神から出た者です。 神を知っている者は、 私たちの言うことに耳を傾け、 神から出ていない者は、 私たちの言うことに耳を貸しません。 私たちはこれで真理の霊と偽りの霊とを見分けます。

■O:今日のコラム
創世記1章1節には

「初めに、 神が天と地を創造した。」

と書かれています。これは「神が神であり、全ての創造主であり、全ての支配者である。」ということの宣言文です。ここから聖書はスタートしています。
私たちは神様によって創造された被造物であり、神は私たちの全てを愛の内に創造された創造主です。
なぜこのようなことをお伝えするかというと、神と人との主従関係をはっきりしたかったからです。私たちは神によって創造されたものなので、神に逆らうことはできない存在なのです。

それなのに、創世記3章では何が起こるでしょうか。蛇が人をだまし、人は蛇の声に聞きしたがってしまいます。これこそが罪です。
殺人や姦淫も罪ですが、それはむしろ罪の結果と言うことができるでしょう。突然なにもないのに殺人や姦淫をする人はいないと思います。
なぜそのような罪の結果が起きるかというと、神の声ではなく、この世に属する者の声を聞き、それに従った結果、罪を犯してしまうのです。

聖書は神から私たちへの戒めの書です。「◯◯しなさい」「◯◯しなければならない」と神から人へのメッセージが書かれています。
先程の主従関係をしっかり認識しているなら、この神の戒めに対して私たちが「No!」という事ができないということを理解できると思います。
神の戒めは、被造物である私たちが守らなければならない事柄なのです。

今日の聖書の箇所では、誰に聞き従うかが書かれています。5節で「彼ら」と書かれているのは、その前の3節にかかれてある「反キリスト」、つまりイエスを告白しない霊の事です。
私たちの内なる人は、磁石のように同じような性質をひきつけます。もし、内なる人が罪の性質に満たされていたなら、そのようなものに心がひかれ、罪の性質に敏感になり、興味をそそられ、その結果罪を犯してしまうでしょう。
しかし、内なる人が清められていくなら、次第にこの世のものへの興味が色あせ、「神様をもっと知りたい!」とう情熱が湧いてくるでしょう。

このように、私たちの生活の実を見て、私たち自身の内なる人の状態を知ることができます。
実を見て見分けるのです。
それは、人を見て見分けるのではなく、まずは自分自身を見分ける必要があります。
なぜなら、人を見分けるなら、それは裁きになる可能性があるからです。

アダムとエバがサタンの声に聞き従った時、神の戒めを守るという罪を犯してしまいました。
この罪を取り除くために、創造主なる主はひとり子のイエス様をこの地に送って下さいました。
それを信じた私たちの歩みが、未だにサタンの声に聞き従い続けるものであれば、天の父の悲しみはどれほどでしょう。
今日という日を境に、私たちの耳に血潮による割礼を受け、神の声だけを聞き、それに従う生活を送っていきましょう。

■A:考えてみよう
一日の生活を振り返り、自分の行動を冷静に判断してみよう。それは、みことばの基準から見て、神様を喜ばせることだろうか、悲しませることだろうか。
神のみことばが私たちの中心にしっかりと根を下ろし、そのみことばによって生かされる事が悔い改めの生活です。いくら悔い改めの祈りをしても、行動が伴っていないのであれば、その悔い改めは不完全です。
私たちは悔い改めの証人にならなければなりません。私たちの行動が自分の力ではなく、主によって変えられたということを周りの人が認めるなら、それは主に栄光がお返しされることです。
神様によって変えられた私たちの行いを見て、周りの人は主を認めるでしょう。
どのようにして悔い改めの祈りをしたら良いかわからないならこのような悔い改めの祈りの文が書かれたテキストもあります。
主に捧げられるキリストの花嫁として、きよめられて行くためにも、誰の声に聞き従っているかをいつも注意していましょう。

■P:祈り
愛する天のお父さん、本来は永遠に滅びゆくはずだった私のために、ひとり子イエス様を送ってくださり、この方の死と葬りと復活を信じる信仰によって私たちに永遠の命を与えて下さった事を心から感謝します。
ここに神の愛が現されているにも関わらず、私は相変わらずサタンの声に聞き従い、自分のしたいことばかりを優先して行ってきたことを認めます。
みことばは私にとって喜ばしいことだけではありません。ときには厳しく、みことばの剣によって刺し通される事もあります。今まではそのようなみことばは避け、自分にとっていいみことばだけを取り入れるというように、みことばを選り好みしていたことを認め、悔い改めます。
これからは私をだますサタンの声ではなく、私を永遠に生かし、真理へと導くみことばにだけ耳を傾け、それに従います。
自分の力だけでは決してそれを実現することはできませんので、聖霊様、どうか弱い私を助けてください。みことばの真理によって私を洗い、血潮によってきよめ、御霊によって新しく作り替え、キリストに似たものとさせて下さい。
今日も私をキリストの花嫁として作り替えて下さる主に感謝し、あなたを心からほめたたえます。
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【しゅん】

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