■S:今日の聖書の言葉
使徒27:22〜25

★しかし、今、お勧めします。元気を出しなさい。あなたがたのうち、いのちを失う者はひとりもありません。失なわれるのは船だけです。昨夜、私の主で、私の仕えている御使いが、私の前に立ってこう言いました。『恐れてはいくません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみなあなたにお与えになったのです。ですから、皆さん。元気を出しなさい。全て告げられたとおりになると、私は神によって信じています。


■O:今日のコラム

エルサレムで捉えられ、カイザリヤに移されてから2年以上経ちました。ローマ行きを望んでいたパウロですが、ようやくその時が訪れました。パウロが乗り込んだ船は、カイザリヤからシドン、キリキヤ、パンフリヤ、ルキヤと地中海を陸沿いに進み、アジヤ州のアドラミテオという所に向かう船でした(2節)、この季節は地中海が秋から冬にさしかかる時で、地中海が、荒れ模様になることが知られていたようです。そのためローマへの直行便が無かったようです。しかしすでに地中海は天候が荒れつつあり、船はなかなか思うように進みませんでした。ようやくのことでクレタ島の「良い港」まで来ましたが、足止めを食うことになりました(8節)。パウロは、この航海は危険になると考え、人々に忠告しました(9〜10節)。人々は、パウロの意見よりも専門家の意見を重視し、航行しました(11節)。

しかし、彼らが船出するとまもなく、ユーラクロンという暴風が陸から吹きおろして来て(14節)、船は巻きこまれ、進むことができなくなり、漂流してしまったと書かれています(15節)、「暴風に激しく翻弄され」、「積荷を捨て始め」(18節)、「船具までも投げ捨てた」(19節)、「最後の望みも今や立たれようとしていた」(20節)と絶望的な状況に陥りました。

そのような生命が脅かされるような絶望的な状況のなかで、誰もが打ちひしがれていたことでしょう。しかしそのような状況の中でパウロは神の御使いがもたらした神のことばを受け取り、信じ、皆の前で告白しました。私たちも人生の歩みの中で周りは荒れ狂う嵐のように思える時があるでしょう!しかし、私たちが神のことばを受け取り、信仰をもって確信し、告白し続けるなら、荒れ狂う状況の中においても私たちは揺るぎない土台の上に自分の身を置くこととなるのです。

ヘブル6:19
「この望みは、私たちのたましいのために、安全で確かな錨の役を果たし、またこの望みは幕の内側にはいるのです。」

■A:考えてみよう

状況に目を留めるのではなく、神のみことばが何と言っているのかに目を留め、告白し続けよう!

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 あいこ 】

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