■S:今日の聖書の言葉
箴言10章1節

★ソロモンの箴言
知恵のある子は父を喜ばせ、愚かな子は母の悲しみである。

■O:今日のコラム
箴言の書は普遍的真理や行動基準を明快に説いているため、知恵の書として自己啓発やビジネスの場でも用いられることがあるそうです。もちろんそのことのためにも有益なのですが、実際はその目的よりはるかにすぐれた、愛に満ちた父の御心が込められています。

個人的な話ですが、私はキリスト信仰とは無縁の家庭環境で高校生半ばくらいまで育ちました。信仰の道に導かれ間もない頃、一つの葛藤に直面したのですが、それはクリスチャンの家庭に生まれ育った同世代と自分を比較してしまう、という葛藤でした。

信仰のしっかりしている親のもと、人生の方向性・ビジョンが明確で希望にあふれている彼らを見るにつけ、自分には何の後ろ盾もない、親がみことばで道を指し示してくれる訳でもない、信仰はもったけれどもこの先一体どうしていけばよいのだろう、と思い悩む日々が長く続きました。

紆余曲折を経て、箴言を毎日読むことに導かれていきました。知恵と愚かさの対比ばかりが続き、正直初めは退屈だなと思うこともありましたが、あるとき、箴言の中に何回も出てくるある言葉に気づかされたのです。

「わが子よ。」

私ははっとさせられました。箴言は単なる世の中で成功し上手にやっていくための書ではなく、天の父からのみことばそのものだったのです!

そのことを知って以来、箴言をただ味気なく読む時間が、天の父のみことば、指導を受ける喜びの時間と変えられました。天の父の子であるという誰とも比較する必要のないアイデンティティーが私の中に少しずつ回復していることを感謝します。

聖書のすべてがそうであるように、箴言も「天の父からのことば」として受け取るとき、私たちを御国に生きる光の子、やがてはキリストにある成人として立たせる大いなる恵みが注がれます。

■A:考えてみよう
箴言を継続して毎日読もう。

「わが子よ。主の懲らしめをないがしろにするな。その叱責をいとうな。
父がかわいがる子をしかるように、主は愛する者をしかる。」(3:11~12)

「わが子よ。私の知恵に心を留め、私の英知に耳を傾けよ。」(5:1)

「霊の父は、私たちの益のため、私たちをご自分の聖さにあずからせようとして、懲らしめるのです。すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。」(へブル12:10b~11)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ぺい 】

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