■S:今日の聖書の言葉
創世記13章14節

★ロトがアブラムと別れて後、主はアブラムに仰せられた。「さあ、目を上げて、あなたがいる所から北と南、東と西を見渡しなさい。」

■O:今日のコラム
今日の箇所は、アブラムとその甥のロト、二人の家畜の牧者たちとの間に争いが生じた場面が書かれています。その争いの結果、甥のロトとは別の場所に住むことを余儀なくされます。

その際、ロトとアブラム、二人がそれぞれ「目を上げた」ことが書かれていました。

まずは、ロトがアブラムから先に場所を選んでいいと言われたとき…「ロトが目を上げてヨルダンの低地全体を見渡すと(創世記13:10)」
次に、アブラムがロトを見送った後に神様から語られるとき…「ロトがアブラムと別れて後、主はアブラムに仰せられた。『さあ、目を上げて、あなたがいる所から北と南、東と西を見渡しなさい。』(創世記13:14)」です。

今日の箇所について以前から「なぜアブラムとロトは別れなければならなかったのだろう?本当に別れるしか方法はなかったのだろうか?」と疑問に思うことがありました。

しかし、今日の箇所を改めて読んだら、二人の家畜の牧者同士に争いが生じていたことが二人の別れの原因ではなく、それはあくまで結果であり、本当の原因は二人の視点が既にずれてしまっていたことであることに気付かされました。

自分の視点で人生の選択をしていたロトと、神様の視点に合わせて歩んでいたアブラム。その二人の歩みが交わらなかったことはもしかしたら当然の結果であったのかもしれません。

■A:考えてみよう
人間関係の争いが生じるとき、特にそれが親しい関係であればあるほど、また、それが物理的や精神的な別れを伴うものであればあるほど痛みが伴います。

しかし、その痛みを通るときも、主は私たちに「さあ、目を上げて」と語りかけてくださっていると信じます。

今日、どんな痛みの中にいたとしても、まず目を上げてみましょう。そこには、アブラムが見たと同じ約束の地が広がっていると信じます。そして、アブラムが主からの約束を体験したように、立ちあがり、縦に横にその約束の素晴らしさを味わう日となりますように。

「立って、その地を縦と横に歩き回りなさい。わたしがあなたに、その地を与えるのだから。」(創世記13:17)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 レナ 】

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一つのコメント


  1. なかむらひろこ より:

    素敵な教えをありがとうございます。ふとした時に読みやすくて、わかりやすいのでとても勉強になります。

    主の御名を賛美します。イエスキリストの名前により祈ります。
    アーメン

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